姿勢
よく猫背を改善したい!!とか良くなりますか!?ということを聞かれますが姿勢というのはあなたが持っている筋力の割合によって決められます。
骨盤のゆがみがある人は腹横筋(ふくおうきん)という腰の横にある筋肉が弱い人ほど骨盤が開いていきます。
これは産後に腰痛になる原因にもなるのですが、逆に腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉が他の筋肉に比べて弱くなると腰が反りやすく骨盤が狭くなります。
このように単に姿勢というのは意識して良い姿勢を保とうとしても難しいのです。
簡単な例でいうと腰の曲がっている高齢者の方に腰を伸ばして歩きなさいと言ってもできないですよね?
体というのは成るようにしかならないのです。
腰を反らせる筋肉が弱ければどんどん丸まり、股関節を曲げる筋肉が弱ければ”腰が痛くても腰を反る”ような姿勢になってしまうのです。
ではどうしたら猫背や悪い姿勢は改善するのかというと一番初めにやるべきは『偏った筋肉を鍛える』ということです。
とくに背中が丸くなる方は前鋸筋(ぜんきょきん)という筋肉が弱いです。
前鋸筋は肩甲骨の外側にある筋肉です!!
この筋肉が弱くなると肩甲骨を外側に引っ張りすぎてしまうので肩が前に出て(巻き肩)すごく姿勢が悪く見えちゃうのです。
前鋸筋といった肩甲骨周りの筋肉をしっかりと鍛えて上げることで「背が高くなった気がする」と言われます。
猫背自体は悪くはないのですが筋力のアンバランスな状態が続くと肩こりや不良姿勢を改善できないという状況になります。