神経伝達システム
我々は、二足歩行の生き物です。
今更何を?と思われるでしょうね。
我々の足裏には『位置センサー』というものがあります。脳に身体の位置情報を送り、ちゃんと立っていられるようにしてくれています。
いちいちそんな事を気にして立っている人は居ないと思います。
位置センサーと脳の伝達システムを試してみましょう。
いま立った状態で、右足親指側を少し持ち上げてみてください。どうでしょうか、左足の方に体の重心がスーッと移動したのを感じることが出来ましたか?
体の位置の右側が動いて変になりましたよ~っと脳に情報の信号を送ります。そうすると、脳からバランスを取るため、左に少し移動させなさいと命令が出されます。すると、筋肉を緊張・弛緩させ関動かしてバランスをとり、姿勢を正しく保つようになります。
これが『神経伝達システム』というものです。
なにも姿勢だけではなく、内臓も同様のことが行われています。
体に異物が入ってきたら、危険なので吐き出しなさい!と命令をくだし、胃の動きまでも制限します。
ウイルスが入ってきたら、熱で焼き殺しなさい!と命令を出し、発熱させます。
背骨に歪みが出てきてしまっていると、部分的にその伝達システムが阻害されてしまいます。
神経伝達システムを正常に働かせる為にも、背骨の歪みや可動域の制限があってはならないのです。
それを解消していくのがDRTの役目なのです。